放送大学での学生生活1年目がおわりました

ン年ぶりの大学生生活の1年目が終わりました。
2022年2学期は履修した科目はすべて単位を修得することが出来ました。2023年1学期は、さまざまなバタバタする状況に巻き込まれてレポート提出の〆切に間に合わせられなかった科目(1科目)を除いてすべて単位修得ができました。このような状況なので、1年目はひとまず良い感じにすすめられたのではないかと思っています。以前に大学生をやっていたときは履修登録をしたのに途中でドロップアウトした、なんて事例がままあったことを考えると、思ったよりは頑張れた気がします。

授業の進め方

放送授業が放送される週を基準にして、そこからは遅れないように授業を進める、というのが割とやりやすかったです。そこから遅れてしまった場合はなるべく翌週中くらいまでに取り戻す、余力があればどんどん進めてOK、くらいの緩やかなやり方です。

平日は仕事を終え、ご飯を食べたり風呂に入ったりなど、「あとはいつ寝てもOK」という状態を作ってから1日1科目ペースでこつこつ授業を受けました。土日は朝か夜に時間を取って授業を進めていました。朝オフィスに行く前(オフィスに行く日)か仕事を始める前(リモートワークの日)に授業を受ける、というのもやってみたのですが、朝早起きがしんどくてできないことに気付いたので結局数週間で止めてしまいました。朝やった方が目も覚めるし、仕事が終わって夕飯やお風呂を済ませたら後は寝るだけ、なので効率はいいのかもしれないけれど、継続出来ないならあまり意味がないかなあと判断しました。面接授業があったり、仕事でボロボロになったりして進捗が止まってしまった場合は土日やお休みの日にちょっと多めに授業を進めるようにしていました。かなり止まってしまった場合や、面接授業やオンライン授業のレポートが間に合わない場合は休みの日だけでは追いつかないこともあるため、有休をとって進めることもありました*1

2年目以降も同様のやりかたを続けるかどうかは分かりません。なんにせよ、なるべく継続できるようなやり方を模索できればいいなと思っています。

受けた放送・オンライン授業

全部書くと量がすごいことになりそうなので、受けておいて良かったものをいくつかピックアップして書いてみます。

初歩からの数学('18) +演習初歩からの数学('20)

技術書を読むと数式が出てくることがたまにあるのですが、数学はそんなに得意じゃないので受けておくことにしました。同時に履修することで、手を動かしながら理解することが出来るのでちょうど良かったです。高校のときいまいちよくわからんなー、と言ってたことがわかったり、そもそも高校でやった記憶のないところまでやったりしました。とくに演習のほうで、隈部先生の解説がめちゃわかりやすくてすごく助かりました。*2

日本語リテラシー('21)+日本語リテラシー演習('18)

自分の書く日本語が分かりづらい自覚があったのと、今後レポートなどを書く機会が多そうなので受けておくことにしました。「日本語リテラシー」を受けたあとに「日本語リテラシー演習」を受けることで、授業で取り扱った内容を実践する機会が得られて良かったです。演習科目は毎回課題が1〜2つ出る*3のでなかなか大変でしたが、書けば書くだけ授業の内容が身につく感じがするのと、〆切のあとに届く先生からのメッセージが励みになってどうにか最後まで走り切れました。

計算の科学と手引き('19)

ついていくのがけっこう大変な回がありました。とくに最後の3回が難しかったのですが、そもそも記号論理学というジャンルがあることすら知らなかったので大変学びになりました(めちゃむずいけど面白そうなので、本を買ってきて、ちょっとずつ読み進めています)。計算量の話とかもちゃんと分かってなかったので、早い段階で受けておいて良かった気がします。
最初「なんで”計算の科学と手引き”なんだろう」などと思っていたのですが、最後まで受けたら「たしかに”計算の科学と手引き”だったわ」ってなりました。

情報と法('23)

今やっている仕事を今後も続けていくなら、法律のことも多少は知っておいて悪いことはないだろう、と思って履修しました。はじめてのラジオ科目で、しかも全然慣れない話題ばかりでついていくのがしんどかったですが、どうにかしました。印刷教材とラジオ授業だけではどうにもついて行けず、本屋さんで関連する書籍を買ってきて横に置きながら進めたのですが、そのおかげでだいぶ頭の中が整理された感じはあります*4知財関連のことは興味こそあれど全然知らないことばかりだったので、とても勉強になりました。

面接授業

Zoomでの面接授業、物理的に集まる面接授業の両方を受けましたが、どちらも受けて良かったです。放送授業やオンラインは原則ひとりでこつこつ進めないといけないかたちなので、たまに面接授業でリアルタイムにお話をするタイプの授業を受けるとめちゃめちゃテンションが上がります。タイミングを合わせるのが大変だったり、自分が足を運べるエリアで受けたい授業があるとは限らなかったりと、ハードルは高いですが、モチベーションを維持するためにも学期に1回以上は受けておきたいなと思いました。

おわりに

入学した時には半年くらいで飽きたらどうしよう……と不安だったのですが、なんだかんだ1年続けられましたし、先ほど来期の科目登録も済ませてきた程度にはモチベーションは維持されていて、不安が現実にならずほっとしています。通信制の大学で、日本全国どこにいても授業を受けられるのはほんとうにありがたい限り*5です。

来年も「2年目がおわりました」ブログが書けるようにがんばります。

*1:有休を余して消えてしまったり、年度末に慌ててまとめて取得しがちなので、それを防ぐにもちょうどいいという……

*2:最初、早すぎたり淡々としていたりする授業になじめず、ついて行ける気がまったくしないと思っていたのですが、だんだんこのスピードに慣れてくるので、慣れの力ってすごいなとも思いました

*3:要求される文字数はそこまででもないが、じっくり考えないと書けない内容だったり、〆切の管理をしないといけなかったり、地味に大変だった

*4:ちゃんと身についたかというと分からないけど……

*5:実家に帰っているときも、出張先でも、授業をこつこつ進めてました。ただ印刷教材も持っていかないといけなくて、そうなると荷物が多くなってめんどくさいので、いつか印刷教材をPDFで販売してほしい